小学校お受験の特長ともいえるのが「お話の記憶」問題ですよね。
小受では「読み書き」はテストに出ないので長文を読んで回答したり、文字で答える場面はほとんどなく、「耳」で問題を聞いて「記号」や「〇×」で答える力が求められます。
大人の感覚だと、テストでわからない問題は何度か問題を読み直しながら考えて・・が当たり前になってしまいますが、お受験での問題は録音された音声を一度だけ聞いて的確に答えなければなりません。
しかも成蹊小の「お話の記憶」はかなり長文・・・
さてさてどうしたもんか・・最初は我が家も相当頭を抱えました
年中さんの頃
途方に暮れました。
大手塾「S」に入り、最初に「赤本」と呼ばれるテキストを買うのですが、それに沿って最初の「お話の記憶」をやってみた所・・・何もできない ( ;∀;)
ハチが飛んできて驚いたくまさんは青い風船の紐を離してたら風船は飛んでいってしまいました。
くまさんは悲しくて泣いてしまいました。
くまさんが今持っている風船は何色の風船でしょうか? その色で風船を塗りましょう
とか?
この程度の問題なのですが、娘にやらせてみたらさっぱりわかっていない。
「ピンクが好き!」と風船をピンクで塗りだす始末・・
途方に暮れましたね。
これ大丈夫なのかなと。
そもそも、「読んで答える」のではなく「聞いて覚えて答える」って、どうやって教えたらいいのかが私もわからない。
お話の記憶の勉強のやり方がわからない・・・
お話の記憶ができない!我が子の第一歩
そこで赤本に乗っているお話の記憶だけでは物足りないなと思ったので、お話の記憶用のプリントを買い足して毎日一枚ずつ取り組むようにしました。
でも全然できない・・
でも、色々やってみると「聞いたお話」をしっかり「頭でイメージ」ができていないんだなとわかってきたので、「お話を読んでプリントをする」のを一旦辞めて
と、その練習から始めてみました
小学校お受験対策!お話の記憶の我が家の練習方法
例えば先ほどの上の問題の場合、白い紙とクレヨンを用意して
くまさんが、赤・青・黄色の風船を持っていました
ここまでを読んだら、娘に
「今くまさんはどんな感じかな?絵に描いてみようか」
と言って、くまさんが風船を持っている所を描かせてみます。
そして
「ハチが飛んできて」
でハチを書き足し。
「驚いたくまさんは青い風船の紐を離してたら風船は飛んでいってしまいました。」
ここで「飛んでいっちゃったね・・」と言いながら青い風船にペケを描きます。
ここまですれば
くまさんが今持っている風船は何色の風船でしょうか?
で、娘も「えっと・・赤と黄色!」と答えられます。
こんな感じで繰り返し繰り返し・・短い「お話の記憶の問題」を取り組んでいきました。
すると、一冊目が終わる頃には絵を描かなくても問題に答えられるようにはなっていきました。
さてさて
これはそうはいっても年中さんの最初の頃ですからね。
成蹊(長文)や早実(癖あり)などの難関校を目指すとなればより複雑な問題への対策が求められます。
結果的に考査の時期にはしっかり長文のお話の記憶で満点取れるようにはなっていたので
今思えばそんなに焦らなくても子供の成長に合わせて覚えられる事も増えていったんだとわかりますが・・
それはまた改めて別の記事で書いていきますね。
当時はほんと「何でこんなにできないの・・・」と私・・必死でしたね(汗